音楽遍歴

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ブログあるある。最初だけ頑張ってその後1年間放置。

 

音楽だけが心の支えだった学生の内にしておこうと思って。

一応グループブログで超個人的な話、申し訳ないです。

 

musiQ / ORANGE RANGE (小3~小4)

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初めて聴いたアルバム

当時凄い流行ってた。歌詞覚えて休み時間に友達とずっと歌ってたの覚えてる。

当時彼ら21歳か。

 

orbital period / BUMP OF CHICKEN (小5~小6)

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初めて買ったアルバム。音楽的原点。趣向の原点。

ORENGE RANGEもだけど姉の影響で、たぶん小5くらいからバンプ聴きだした。姉には頭が上がりません。漢字ノートの隙間に“アルエ”の歌詞耳コピして書いてたの凄い覚えてる。

orbital period”が出たのは小6の12月だけど、姉と割り勘で人生で初めてCDを買った。

もう人生の半分以上バンプを聴いてる訳だけど、13年間好きなものの頂点がバンプで変わらないの凄いな。

小6でバンプ・ラッド・アジカンを神格化してたの、今思うとなかなか早熟な気がする。

 

・空の飛び方 / スピッツ (中2)


スピッツ / 空も飛べるはず

初めてギターで弾いた曲

姉が弾きたいといってエレキギター(ストラト)をいとこから借りたけど結局弾かず、自分が弾き始めた。

音楽雑誌に載ってたこの曲のコードを弾き始めました。FコードがDm7の簡易版だったから、Fで挫折することは無かったけど、最初のCからGへの移動が難しくて2週間位練習してた気がする。その後Fは気付いたら弾けるようになってた。エレキだったからアコギより押さえ易かったのもあるかもしれない。

 

・Greatest Hits / blink-182 (高2)

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初めて聴いた洋楽

高2でやっと洋楽に目覚めます。正確にはTravisとMarkが他にやってた、+44の“When Your Heart Stops Beating”を友達に聴かされたのが、最初に好きになった洋楽です。

当時はエルレとか激しい系が好きだったので、SUM41とかZebraheadとかポップパンク系から入りました。

このアルバム、ベストアルバムでいったら未だに一番好きかも。

 

・The Best Of / Radiohead (高3)

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いろいろな洋楽を聴くきっかけになった

洋楽聴き始めて、とりあえずTSUTAYAでおすすめされてた有名なバンドを聴こうということで聴き始めました。あとはOasisWeezer、フーファイ、アクモンとか聞いてた。

最初聴いた時は良さが分からなかったです。ただ“Creep”のサビ前のカッティングに脳が揺さぶられてから徐々に良さが分かり始めて、エレクトロ系も受け入れられるようになった。聴く音楽の幅が広がりました。

 

・Is This It / The Strokes (大1)


The Strokes - Hard To Explain (Official Music Video)

一番好きなアルバム

人生で一番好きなアルバム。インディーロック大好き。単純でかっこいいほど良い。

 

・Currents / Tame Impala(大3)

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最近の曲を聴くきっかけとなったアルバム

それまでは90年代とか、近くても2010年位の過去の名作ばっかり聴いてたけど、2016年にこのアルバムを聴いてから「1年前にもこんなに良いアルバムがあるのか」と衝撃を受けて、そこからリアルタイムの音楽を聴くようになりました。

 

・WORLD WIDE DEMPA / でんぱ組.inc (大3)


でんぱ組.inc「サクラあっぱれーしょん」MV

アイドル

退屈な大学生活を彩ってくれた。ありがとう。

未鈴ちゃん、ねむきゅん結婚おめでとう。

 

・Memories…Do Not Open / The Chainsmokers (大4)


The Chainsmokers & Coldplay - Something Just Like This (Lyric)

ストリーミング

最後にストリーミングについて触れておこうと思って。いろんなジャンルの曲を簡単に聴けるようになった。The Chainsmokers(EDM)はその個人的代表。

あと有名な曲・流行りの曲を聴くようになった。大学2年位までは「インディーロック大好き」「マイナーな程良い」みたいな感じあったけど(Coldplayもあまり聴いていなかった)、今は有名な程良いと思うし、流行には敏感でありたい。

ワイヤレスイヤホンも含めて、自分が大学に通ってたここ6年間でこんなに音楽の聴き方が変わったの凄いと思う。

 

今、学校ではずっと(実験中も)音楽聴いてるんだけど、会社に入ったらできなくなるの悲しいな。音楽離れする人もいるって聞くし、やっぱり聴く時間は減るけど、音楽好きであり続けたいと思うし、さすがに好きであり続けると思う。あと、親の影響で洋楽聴いてたり、楽器始めた人に憧れがあったから、子供に良い音楽的教育をしていきたい。

悲しい!2018年に解散を発表したアイドル~アイドル戦国時代の終焉~

今年多くのアイドルが解散を発表しました。その中で3グループを自分が好きだった曲と共に紹介したいと思います。

 

ベイビーレイズJAPAN

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2012年結成。激しめの曲が多く、ロックフェスにも出演していて、ロック好きのファンが多いです。歌がかなり上手く、センターの林愛夏劇団四季の『ライオンキング』で100代目ヤングラナ(ヒロイン)役でした。ある程度人気はあって武道館でライブやってます。ただ、これ以上の人気が出るかと言われたら正直厳しい感じでしたね。

 

解散も本人たちで話し合って決めたようですし、一人一人のスペックは高いので、林愛夏は歌手として、傳谷英里香はモデルとしてなど今後それぞれの道でやっていくことを選んだんだと思います。

 

・アイドルネッサンス

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2014年結成。しばらくはJポップやJロックの曲をカバーしていたが、2017年に小出祐介作詞・作曲で初のオリジナル曲そしてミニアルバムを発表。Base Ball Bear感強めですが、元々歌の上手さには評判があり、アイドル界では話題になっていました。やっと真のアイドルネッサンスがスタートしたと。やっぱりアイドルはいろいろな作曲者の曲をやるより、Perfume中田ヤスタカももクロヒャダインみたいに1人の作曲者を軸にやると良くなるよな。他にもでんぱ組の有名曲の作曲者が玉屋2060%だったり、乃木坂は杉山勝彦だったり。

ですが、そこから1年も経たずに解散。これにはさすがに批判が多いですね。これからだったのに。

その後すぐに中心メンバーだった石野理子がバンド赤い公園のボーカルとして加入しました。元々決まっていたようで印象良くないですね。 

 

・つりビット

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2013年結成。去年出したアルバム『Blue Ocean Fishing Crruise』がとても良く、ドルオタ界はもちろん、一部それ以外にも評価されていました。正直、曲以外の情報は知らないです。名前の通り“釣り”をコンセプトにしていて、釣りイベント等もやっていたようですが…。たしかに海関係の曲は多い。

 

この他にもPASSPO☆、Cheeky Paradeなどのそこそこ有名なアイドルグループが今年解散しています。

 

 ~アイドル戦国時代の終焉~

2010年以降のアイドル戦国時代が終わりを迎えています。

やっぱり秋元財閥の影響でしょうね。アイドルになりたい子はそこのオーディションを受けるでしょうし、見てる方も安心して見れます。最近は自分も安心を求めてしまっています。

 

ただ、秋元一強になってしまうのはやはり面白くありません

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でんぱ組は最上もがが脱退し、夢眠ねむも引退を発表していますが、妹グループの虹コンとベボガ!から、人気メンバーの根本凪鹿目凛を加入させました。秋元Gの1期生・2期生や研究生のように、メンバーを入れ替えながら人気を保っていく形にしているのでしょう(しかし、その後ベボガ!が解散)。総力戦です。

 

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あとは最近は楽曲派と呼ばれる、曲に力を入れるアイドルが増えてきました。照井順政(ハイスイノナサ)がプロデュースするsora tob sakanaナンバガ相対性理論などを発掘した加茂啓太郎がプロデュースするフィロソフィーのダンス、新曲を沖井礼二(Cymbals)が作曲したRYUTistなど。サブスクの発展もあり、オタクじゃなくてもこういう曲は聴く音楽通も増えていると思います(自分もそういう路線でいきたい)。ただ上に挙げた解散する3グループも楽曲派と呼ばれていたので、やはり売れないと(オタクが貢がないと)解散してしまうという現実は厳しいです。

 

偏に解散や秋元康が良いとか悪いとか言うことはできませんが、アイドル戦国時代が終わり、アイドル界が変化の時を迎えているようです。指原莉乃の卒業や韓国系の台頭もあります。今後、元号の変化とともにアイドル界がどうなっていくのか一音楽好きとして見ていきたいと思います。

2018年間ベスト

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一昨年からつけ始めた年ベス。初めて文章にしてみました。まだまだ拙いですが…。一応順不同です。

 

・・・・・・・・・・ / 『』

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アイドル抜きにして邦楽で一番良かったです。

アイドルはこれまでテクノ(Perfume)、メタル(BABYMETAL)、ディスコ(東京女子流)、マスロック、パンク…など様々なジャンルのアイドルがいましたが、なんで今までシューゲイザーアイドルが居なかったんだろう。そして、どうしてそれに気付かなかったんだろう。

普通に考えて一番相性良いでしょ。

 

シューゲ以外にもエモ、ローファイ、エレクトロ…の曲もあります。まあ単に洋楽好き(特に90's~)がアイドルをプロデュースしてみましたって感じですね。自分にピッタリです。詳しくは記事一つ書こうかな。

 

・Snail Mail / Lush

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USインディーの女性強すぎでしょ。このSnail Mailに加えて、Soccer Mommy、boygeniusトリオ、Mitski。

本当にどれも良かったんですけど、一つ上げるとすれば自分はSnail Mailでしたね。

1999年生まれの19歳。来年、1個上のSoccer Mommyとコラボするんですかね。笑

 

・Bill Ryder-Jones / Yawn

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The Coralの元ギタリストBill Ryder-Jonesによる4作目。正直今作で初めて知りました。The Coralも1,2曲聴いたことあるなくらい。

 

今年のローファイ枠です。Pavementの4分以上の曲を集めたみたいなアルバムです。笑

今の時代にこんなにだらだらとローファイやってるのが逆に新鮮でしたね。この曲が特に良いとかはあまり無いんですけど、アルバムとして良かったです。他の7枚のアルバムが結構癖が強いので、アルバム単位だったら結構聴いてる気がする。

 

・Tom Misch / Geography

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ロンドンのトラックメイカー兼SSW。

最初アルバム聴いたとき絶対いろんなメディアの年間ベストに入るなと思ったんですけど、意外に入ってなかったな。

ソウルやジャズのブラックミュージックのビートに、John Mayerに影響を受けたというメロウなギターが特徴です。

23歳にしてスタイルが確立され過ぎてて、今後どうなるのか逆に心配ですね。笑

サマソニしゃれおつでした。 

 

・The 1975 / A Brief Inquiry Into Online Relationship

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まあ言わずもがなですね。とりあえずとても良いです。

というか、細かいことは今は言わないで、なんと来年にもアルバムを出すそうで、1年以内に2枚のアルバムを出すということは何か意味がありそうなので、それを聴いた後にいろいろ考察したいですね。

 

アクモン以来の人気と実力を兼ね備えたヘッドライナー級のロックバンドになったんじゃないですか。来年サマソニ頼みます。

 

 

MGMT / Little Dark Age

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 今年のサイケ枠且つ再発見枠。

各所で言われていますが1stのポップさが戻ってきました。

やっぱりこの“Me and Mickeal”や“Kids”みたいに底抜けにポップな曲が好きですね。

 

・Luby Sparks / Luby Sparks

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最近DYGL(ガレージロック/The Strokes)やThe Fin.(シンセポップ/Washed Out)のように洋楽に影響されたというか、まんまそれをやるバンドが日本に増えてきましたが、本家を聴けば良いと思ってしまうので、実はそこまで好きになれないんですよね(Ykiki Beatの方が80'sニューウェイブを上手く昇華させてて好きだった)。

そして、Luby Sparksも最初は「はいはい、男女ボーカルでシューゲイザーやドリームポップをやりたいのね。それならSlowdiveやぺインズを聴きます。」って感じだったんですが、ただ、大好きなジャンルではあるので、気付いたらリピートしてましたね。

なんか当たり前ではあるけど、自分より年下にもまだこういう音楽を好きな人がいるんだなと安心しました。

 

残念なのが、これをリリース後に女ボーカルが脱退して、新しいボーカルに代わってます。今の子も良いけど、前の子が好きだったなあ。

 

・tide/edit / All My Friends

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ポストロックが盛んな東南アジアはフィリピンのポストロックバンド。toeをリスペクトしています。(グッドバイのカバー)

 

前作の『Lightfoot』をYouTubeで聴いて開始5秒で好きになりました。そこまで複雑すぎず、聴いてて心地よい。正直ポストロックの中では一番好きかもです。

そして今作。自分の悪い癖で、前作が良すぎるとハードルが上がってしまってあまり良いと思えなくなるんですけど(Pinegrove、Now, Now、LANYあたりの今作はその犠牲者)、tide/editは今作も良い!前作とは甲乙つけがたく、丁度同じくらいです。笑

 

ここで挙げたアーティストの内、半分が同い年以下。もうそういう年齢になってきたのか。

 

菅井友香 / フィアンセ

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最後はすいません、写真集です。笑

内容どうとかよりも、一番の推しの写真集の時点で、写真集部門第一位です。

今年は写真集は他には、新作は西野七瀬 / わたしのこと、欅坂46 / 21人の未完成、井上小百合 /存在 を、旧作では西野七瀬 / 普段着、生田絵梨花 / 転調を買いました。

来年は生ちゃんの2ndがかなり楽しみですね。あと、ゆいぽんが出してくれるの期待してます。

年間ベストアルバム2018

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はじめまして。音楽好きとして一目置いている可愛い後輩にこのブログ企画に誘われたものの、半年も放置してしまいました。。

社会人1年生になってからというもの、音楽をじっくり聴く時間がめっきり減ってしまい、こうして音楽的無気力が進んでいくんだろうなと自省する日々です。
それでも年間ベストとしてまとめることで、少しでも新譜に触れるモチベーションになればと願って、2018年ベストアルバムを書いていこうかと。

今年リリースのインディオルタナ界隈のアルバムを並べただけの、いかに守備範囲が狭いかが露呈するランキングです。だってインディオルタナ好きなんだもん。
逆に言うと、どれか1つでも気に入れば確実に全部オススメ出来るので、ピロウズの影響で洋楽を聴き始めた高校生のときの僕のような人に届くといいな。

一応ランク付けはしているけれど、どれも甲乙付けがたくて順不同くらいの気持ち。
必要以上に格好つけないようなヘタウマなものが好きなので、完全に好みだけで決めています。音楽的に優れているかどうかは判断していないので、悪しからず。

1. 髭 「STRAWBERRY ANNIVERSARY」
2018.09.26. Creamy Records 10tracks 39:13

”調子はどうだい?仕事のほうは
元気でさえいてくれればいい”




髭の15周年記念アルバム。「君の世界に花束を」は何の衒いもなく今年のベストトラック。
人にオススメできるのは今作より前作の方なんだけれど、最近の僕の精神面に非常にフィットした雰囲気で、とてもお世話になっております。

浮遊感のあるグルーヴが繊細な2015年の「ねむらない」と、それをファニーな勢いでぶち壊した昨年の「すげーすげー」両者のアルバムの流れを組みつつ、さらにアップデートされた今作。押し付けがましくない幸せが、気持ちのいいグルーヴを生み出しているかのよう。

今年はベック、マイブラ、スネイルメイルなどなど26本のライブに行ったけれど、その中でのベストアクトは横浜の小さなライブハウスで観たこのアルバムのツアー初日だった。
新譜曲のライブ映えっぷりと、小さいライブハウス特有の爆発みたいな勢いの鳴り方が素晴らしく、日本で今一番良いライブをするバンドは誰かと問われたら、間違いなく髭と答える。

2. The Breeders「All Nurve」
2018.03.18. 4AD 11tracks 33:51

"Good morning!
Consider IAlways struggle with the right word
私は常に正しい言葉と格闘しているのよ"




グッドモーニング!ブリーダーズ10年ぶりの新作!
キムディールの双子の妹ケリーをはじめ名盤「Last Splash」のメンバーが再集結、スティーアルビニ大先生プロデュースと、ファン待望の布陣。
相変わらず「全神経」に作用する張り詰めた緊張感と、グッドメロディーのバランスが絶妙で、今年一番再生回数の多かったアルバムなのでこの順位。

インディ、ローファイは初期衝動みたいな感情的なものが前提としてあるジャンルで、小慣れ感が出てしまうと良さが薄れてしまうという罪深いジャンルだと思う。
30年以上のキャリアがありながら、初期衝動を歌い続けられるのは、世界中探してもキムディールしかいないのではないか。

3. Courtney Barnett「Tell Me How You Really Feel」
2018.05.18. MilK! Records 10tracks 37:20

"I'll be what you want oh when you want it
But I'll never be what you need
And the city looks from where I'm standing...
私はあなたの思うままだけれど、決してあなたを必要になることはないよ
この街は私からはとても可愛く見えるわ"




デビュー作「Sometimes I Sit And Think, And Sometimes I Just Sit」がグラミー賞最優秀新人賞にノミネートされ、そのプレッシャーから曲作りのスランプに陥ったらしいが、待望の2作目は気負いのないアルバム。
けだるいボーカルとアンバランスに鳴るギターサウンドから漂う、オーストラリア出身ながらのアメリカ大陸感。女性性を売りにするのでもない自然体なところが彼女の魅力なんだと思う。

コートニーとブリーダーズのディール姉妹がお互いの新譜客演し合ったり、マルクマスにはソニックユースのキムゴードン、ピロウズにはnoodlesのyoko、スーパーチャンクにはWaxahatcheeと、この年間ベストの半分以上に好きな女性ソングライターが絡んでいる。ここに挙がった女性全員の歌声低い感じが堪らなく好き。

4. Stephen Malkmus & The Jicks 「Sparkle Hard」
2018.05.18. Matador Records 11tracks 43:49

"Do you think you got the nerve
dosen't take much nerve
勇気があると思っているのかい?
本当は大した勇気がなくても構わないんだ"




グッドメロディー、けだるいボーカル、アンバランスなギター、これに尽きるんじゃないかこの年間ベストは。
電子音やボーカルエフェクトも使われたハイファイなサウンドながら、マルクマスの人間性の温かさがローファイとして出ていて、日常に寄り添う音楽となっている。
ローファイっていうのは録音技術なんかじゃなくって、人間性なんだと思う。

5 . Superchunk「What a Time to Be Alive」
2018.02.26. Merge Records 11tracks 32:22

"To see the rot in no disguise
Oh what a time to be alive
化けの皮の中身は腐っている
なんていい瞬間なんだ"




5年振りの新作は、攻撃力のあるサウンドと突け抜けた歌声がマッチした、結成30年ながらいつまでも変わらない若々しいアルバム。
往年の名盤「Here's Where the Strings Come In」に、匹敵する出来だと思ったんだけど、なんであんまり話題になってない感じなの。

パワーポップってポップであるが故、ともすれば味薄に聴こえてしまうのだけれど、サウンドとメロディーの妙があって聴きごたえ十分。
Superchunkが好きな理由の1つに、ローラバランスの歪んだベースの音が非常に好みってのがある。彼女は聴力障害からライブステージには立たなくなってしまったのだけれど、CDクレジットには普通に名前記載されているし、なにより今作もベースの音が凄まじく良いです。

6. the pillows 「REBROADCAST」
2018.09.19. DELICIOUS LABEL 10tracks 39:21

“アーモンドにシュガーを
ご褒美の拍手を”




思えばピロウズを聴きはじめたのは、2008年のPIED PIPERが出た頃だったので、ファンになって丁度10年になるんだな。。
全盛期の名盤再現ツアー、長編MVとの呼び声の高い映画FLCL公開、サントラという名の再録ベスト「FooL on CooL generation」、そして新譜「REBROADCAST」と、来年の30周年を目前に懐古厨歓喜の年でした。これからもファンでいるからね。

再録ベストの方は間違いないとして、新譜の方もジャリジャリした歪みに軽快なメロの乗った心地よい曲の中で、「ニンゲンドモ」「ぼくのともだち」のひねくれ度合いが引き立つこれまた良いアルバム!「Binary star」の勢いのあるサビの入りで、食べ物の話をし始める脈略のなさ好き。

7. J Mascis 「Elastic Days」
2018.11.09. Sub Pop 12tracks 41:33

"Let’s expect no more than all elastic day
Hold your feelings back for all elastic, all elastic day
この上なくしなやかな日々を想像して
そんな日々のために本音は隠しておいて"




ご存知Dinosaur Jr.の長老Jマスシスのソロプロジェクト。ソロ作は彼の代名詞であるファズギターを封印して、アコースティックによるフォークカントリー路線の音楽性。アコースティックならではの素朴さがメロディーの美しさと声を引き立たせる。この人の魅力はグッドメロディとそれを紡ぐ声なんだよな。

今作はソロ作のなかでもアップテンポでドラムを含めたバンドセットで演奏されている楽曲が多く、ダイナソーファンにも聴きなじみやすいのでは。

8. Cloud Nothings 「Last Building Burning」
2018.10.19. Carpark Records 8tracks 35:39

"I waste my time I wasted time
I wasted time, time, time, time
I wasted time, time, time, time
無駄な時間だった"




プロデューサーがダウナー系やストーナー系の流れを汲む人なので、前作に比べてかなりヘヴィーで勢いのあるサウンドに仕上がっている。エネルギーそのものが音となって出ているかのように畳み掛けるサウンドに載せて、同じフレーズを何度もシャウトしているなかに光るメロディーセンスは健在。

曲時間が短めな彼らのアルバムには1曲だけノイズピットパートのようなものを含んだ曲があるのが通例。今作でこれを担うのが、10分以上ある「Dissolution」となっている。ノイズが続き最終的に爆裂的な盛り上がりが待ち構えているというライブ化け間違いない一曲なので、来年のライブのお楽しみの1つ。

9. Snail Mail 「Lush
2018.09.26. Matador Records 10tracks 38:16

"And I hope the love that you find
Swallows you wholly
Like you said it might
あなたの見つけた愛が
あなたを丸ごと包み込んでくれますように
可能性はあるって言ってたよね"




18歳の期待のシンガーソングライター、リンジージョーダンことスネイルメイルさん、Pitchforkの年間ベスト5位ですか。
シティポップムーブメントの次はオルタナムーブメントが来るって話を何度か耳にしましたが、スネイルメイルやコートニーバーネットがオルタナ界の救世主になるのかもしれませんね。

来日公演では音源のキュートでミニマルな感じを想定してたら、力強いギターロックかまされてにやけた。曲中とMCの表情のギャップが非常に可愛かったです。


以上になります。次点でEels、Parquet Courtsあたりを考えてました。今年も好きなバンドのリリースが多くて、いい年でした。長文にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。よいお年を!

最近のBUMP OF CHICKENのColdplay化について

 今までの記事は、好きなアーティストの個人的な感想ってかんじで、やっと今回題名が音楽ブログっぽくなったけど、中身は結局好きなアーティストのことです。

 

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最近、と言っても5年前位から、バンプColdplayに似ている(悪く言えばパクリ)と言われていますが、どこが似ているのか見てみましょう。

 

・曲

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 イントロのベースやドラム音の加工が似てますね。

 

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これもイントロのEDMが酷似しています。

一回バンプ好きの友達の前でカラオケで歌ったんですけど、カラオケ音源でも似てると言われました。 

 

Coldplayの原曲がどちらもアルバムのリード曲なので、ある程度音楽に詳しい人ならすぐに似ていると気付くはずです。もうこれは意図的に似せたと言って良いでしょう。ではなぜ似せたのでしょうか。これについてあとでまとめて説明します。

 

・MV

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これはもうオマージュのレベルですよね。

まあ、MVのオマージュは割と良くある…。

 

・ライブ演出

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Coldplayが2012年のライブで世界で初めて使用したザイロバンド。バンプも翌年の2013年から使用し始めました。

 

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あと、前回のツアーから花道を使用しだして、MCでも触れていて「The Rolling StonesU2に影響された」って言っていたけど、もちろんColdplayも一因だろうなと思います。

 

この他にもジャケットや衣装などもColdplayに影響されているなと思うものがあります。

 

 

さて、ここで本題でなぜバンプColdplayの真似をしたのでしょうか。
その理由としてはバンプがスタジアム級のバンドになるに当たってColdplayをお手本にしたんだと思います。バンプColdplayの真似をし始めた2013年にQVCマリンフィールド(現zozoマリンスタジアム)で、2014年に東京ドームで、2016年にアルバム「Butterflies」を出した後、初のスタジアムツアーを行っています。このように今までのアリーナ級バンドからスタジアム級バンドになるに当たって、現在No.1世界的スタジアムバンドであるColdplayをお手本にしたのでしょう。「Butterflies」も一曲一曲のスケールが大きめで、曲数は11曲と少なく、BUMPのアルバムではお馴染みだったSEトラックが無く、今までのアルバムからしたら商業的なアルバムだと言えます。

「アンサー」位まではスタジアムバンドっぽい曲(音)作りをしてる感じですね。ただ最近はタイアップが多く、歌を聴かせる曲になってきていると思います。どちらかと言えばこっちが本来のバンプって感じですね。

 

 

この記事で自分が何を言いたいのかと言うと、みんなColdplayを聴こう。

 

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規模がすげぇ…

バンプ好きの皆さん、これを機にColdplayを聴きましょう。

バンプはよく宇宙をテーマにしていますが、Coldplayは地球をテーマにしているって感じです。

バンプは宇宙の広さに比べたら僕は小っぽけだけど、君のために唄うよ。

Coldplayは一人一人は小っぽけかも知れないけれど、地球は一つだ。さあ一緒に歌おう。

みたいな。

バンプ好きならこの記事を読んだら、Coldplayを聴こうと思ったでしょう。(おそらく)

 

あと、洋ロック好きな人でColdplay聴かないって人が多いと思うんですよね。正直、自分も最初そんな感じでした。まあ一番有名な“Viva La Vida”がロックじゃないですもんね。仕方ないと思います。ただこの、「バンプColdplayの真似をしている」のも一つの要因になって聴き始めました。これ以上は話すと長くなりそうなのでこの辺で。

 

とにかくこれを読んだなら是非Coldplayをしっかり聴いてみて欲しいです。

バンドでデキる! えっちなげーむ曲10選

バンドでデキる! えっちなげーむ曲

 

 

 

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 hueniumです。
 TwitterのID名でもあるこのHNですが、全く意味はなく語呂でつけました。
 僕が新元素を発見した際にはこの名前を付けたいという思いはある。

 

 さて、タイトルの通りである。
 思えば僕がこのブログに誘われる際に付された条件と言えば、「音楽ネタであればなんでもオッケー」という簡素なものだった。そこを拡大解釈して自分の趣味(例えば年齢制限のあるPCゲーム)の話をしたいがために音楽ネタをこじつけやがったと邪推されてしまえば、それは悲しいことだけれど、まあ半分はその通りである。慙愧に堪えない。

 

 この記事は、既にえっちなげーむとかが好きなバンドマン(バンドガール)に、「こ、ここらへんとか、コピバンしたらた、楽しいんじゃないですかね、へ、へへ……」と枕元に立つための文章であって、啓蒙を目的としていない。それでも、えっちなげーむに興味がない人でも、一曲ぐらい刺さってくれると嬉しい。

 

 バンドでやれる、という括りも、そりゃなんでもやろうと思えばやれんことはないだろう、というお話ではあるが、常識的に所謂バンドサウンドで、あとキーボはなくてもいけるか、あっても一台で済むような曲を対象とした。

 あともちろん、演奏して楽しそうな曲。明るく、楽しく、少し切ない。

 そして僕が好きな曲。

 

 では。

 

 

 

 

①空気力学少女と少年の詩

 


【高音質】空気力学少女と少年の詩 【Full】歌詞付き

 

 有名も有名、作品『素晴らしき日々~不連続存在~』とともに高い評価を得ている曲である。

 僕も一度だけバンドでコピーしたのだけれど、あの感動は学生時代の思い出の中でも有数だった。

 

 疾走感のあるギターから始まるこの曲だが、独特の浮遊感は哀愁も漂わせる。

 

 大好きな曲なので一つ目にあげたが、曲自体はやや難しい。おそらくベースが一番しんどい。ギターは耳コピがしんどい。

 作曲者の松本文紀は、もともとはニコニコの演奏動画投稿者だった。名義はszak。ナンバガ大好き女装っ子でもあった。確かに彼の曲からは、NUMBERGIRLの空気を感じることができる。今はもう見ることはできないが、「Radioheadのoptimisticをナンバーガール風に演奏してみた(Vo.初音ミク)」動画は、タイトルからして既に面白いが、端的に言って最高だった。

 個人的にこの人の曲で一番好きなのはさくらとことりで、非常に救済度が高いうえにバンドサウンドではあるが、こちらはギターのコピーに骨が折れそう。

 

「空気力学のおまじないです」

「空気力学って……えっと……流体力学だよね」

「違いますよ……空気力学はもっと精神的な力学です……」

「あはは……精神的な力学……ですか……」

 

 

 

 

②カラフル

 

 

 僕が最も好きなえっちなげーむ歌手、Ducaの曲の中で、割とマイナーな曲。

 

 Ducaで好きな曲でいえば、咽かえるほどの救済度を誇る現代社会を生き残るうえでマストリスンなアイの庭や、shade作曲の滾るSquare of the moonなど挙げ切れない程にある。アイの庭を聴き頬を濡らした夜は一度や二度ではない。ただ、バンドでやることを考えれば、クソみたいな音のギターをゴォーとやっているこの曲なんて楽しそうだなァと夢を見たんだ。

 あとは素直な王道青春ロックといった趣の、アマオトなんかは非常にコピーしやすいだろう。というかカラフルよりもこちらを好きな人の方が多いと思う。もうすぐ夏が来るね。

 

 

 

 

グリーングリーン

 

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 馬鹿みたいに笑い転げた青春。こんなにも底抜けに明るいのに、一方、切なさで胸がいっぱいになるのは、心のどこかでそんな時代の夕暮れを予期しているからだ。

 

 言わずと知れた、バンド系エロゲーブランド、OVERDRIVE(の、前身ブランド)作品である。最近クラウドファウンディングで1億3千万円を叩き出して話題になっていたね。

 OVERDRIVEの曲は基本バンドでやれる。キラ☆キラとか。

 キラ☆キラのコピバンは最高に楽しかったが、この記事が自分のコピバンした曲ばかりで構成されそうなので補足として。

 なお、曲とは関係ないが、グリーングリーンシナリオライターは『ゼロの使い魔』で有名な故・ヤマグチノボルである。

 

 

 

 

④乙女心1000000%

 


ラヴレッシブOP『乙女心1000000%』

 

 この曲が楽しくないはずがない。

 なぜってまずタイトルが既にもう楽しい。卑怯だといってもいい。

 

 だって、1000000%だ。乙女心だぜ?

 いったいどういうことなんだ?

 この世に正義はあるのか?

 

 ONE OK ROCKが「完全感覚dreamerがボクの名さ」と謳うのを聴いた時と同じ衝撃を受けた。そういわれれば、こちらも納得せざるを得ない。お前の名前は間違いなく完全感覚dreamerだし、この曲の乙女心は100万%だ。乙女心1000000%の完全感覚dreamerだ。勝てねぇ…。へへへ……勝てねぇよ……。…こんなヤツが隊長だったんじゃ、 …勝てるわきゃねぇやな…。

 

 

 

 

 

⑤ECHO

 


あえかなる世界の終わりに//ECHO

 

 まあ、こういう曲大好きなんですよね。

 演奏でいえば、今すぐにでもできるようなシンプルで楽しい曲。ただボーカルは相当にキツそう。

  リップルかわいいよリップル

 

 「あえか」って単語をみると、いじめっ子の首を絞める絵をどうしても想像してしまう。

 

 

 

 

 

⑥空のつづき

 


OVA「みずいろ」主題歌「空のつづき」

 

 ねこねこそふとの名作、『みずいろ』。その全年齢OVAのOPで、この曲に限れば厳密にはもはやえっちでもゲームでもないが許してほしい。CLANNADはエロゲ。

 

 なんとなくGARNET CROWなんかの往年のビーイング系を彷彿させる一曲である。もうすぐなつがくるね(2回目)。俺の両手はマシンガンだ。

 

 関連してエロゲ原作全年齢アニメのOPといえばShuffle!のYouは間違いなく楽しい。

 

 

 

 

 

⑦Distorted Pain

 


Distorted Pain (電気式華憐音楽集団)

 

 デンカレ。

 できる層もやりたい層もある程度限られますね。

 福岡の誇るエロゲーブランドがあかべぇBlack Cycだというのはそれだけで少し面白い。

 

 

 

 

 

⑧星団歩行

 


夜巡る、ボクらの迷子教室 りこ ED 「星団歩行」(Full Ver.)

 

 バンチキ。

 一つくらい男性ボーカルを挙げるべきではないのかという義務感が僕を偽らせた。

 

 

 

 

 

Bullshit!! Hard Problem!!

 


猫撫ディストーション op full 歌詞付き

 

 類を見ないほど熱いタイトルである。

 「全てはゴミ」から始まる歌詞にもその精神性はきちんとBullshitである。

 改めてこれ本当に楽しそうだし大学時代にやっておきたかった。1分58秒あたりのキメキメなんて絶対に楽しいよね。

 聴いていると生まれたままの姿になって刹那を生きたくなってくる。

 終わってしまったあとは無意味でいいと紅緒あずさも言っていた。

 

カス同然の現象に価値をこさえて
脳まで腐ってくなら とにかく叫べ!

 

 

 

 

 

⑩CARNIVAL

 

 

 最高。

 まずCARNIVALというタイトルを冠しておきながらLast Dinosaur似のリフをぶっこんでくる時点で最高だが、曲調に反し歌詞は暗い。作品自体も非常に暗い。

 

 OP映像では開幕とっとこ理沙にぐいっとカメラがパンしてかわいさがどーんする。

 

「小さな頃に夢見ていたものは、まだ何も知らなかった時代のまぼろしなんかではなくて、いまでも見ることが出来るずっとそこにある変わらないものだった。辛くなるからって無理に忘れてしまわなくても良かったんだ。僕は気付くのが遅すぎた。必要なものを、自分で隠していたんだ。でも、こんな僕でも全てを失ったわけではなかった。」

「世界は残酷で恐ろしいものかもしれないけれど、とても美しい。思えば、そんなこと、僕らは最初から知っていたはずなんだ。」 

「出来ることならば、誰も憎まないで生きてください。」

 

 誰も憎まないで生きたいものだね。

 

 

 

 

 

 

 

 

以上です。

 

次書くなら2000年前後邦ロックオルタナバンドについて書きたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ

 

 

 明らかに元ネタがElvis PresleyのJailhouse Rock

 特にバンドでコピーがどうとかは関係ないですが疲れた時に聴くと元気が出ます。